中小企業金融円滑化法が3月で終了、どの程度影響が出るのやら?
昨年は倒産件数が前年を下回ったそうな
それだけ聞くと景気が良くなっているようにも思える
今年の3月
「中小企業金融円滑化法」が
延長を経て終了する
一部で4月からの倒産リスクを懸念する声も出ていて
知り合いの務める会社でも特に土木建築で
4月以降の倒産を覚悟しているところが多い
急激な失業者を防ぐ意味では
案外良かった気がするし
4月以降に潰れる企業は
言ってしまえば
もとより潰れる可能性の高かった企業ということになる
この法案が登場するより前
「黒字倒産」という言葉をよく目にした
会社の収支は黒字だけど
倒産してしまうという話で
仕事の受注から実際に現金を受け取るまでに
長いところだと1年下それ以上かかる場合がある
良くある、翌月、翌々月払いなんかも同じ
支払いが完了するまでの間
必要な材料費や人件費などは
請け負った側が受け持つことになる
お金が予定通り入ってくればいいけど
入ってないこともあり
支払い完了までの間に
会社のほうが潰れてしまうことがある
大手から受注を受ける中小の企業が
このパターンにより結構潰れていた
「中小企業金融円滑化法」は
こうしたタイプの倒産を防ぐ効果もあった
ズルズルとした延命に使われると問題あるけど
黒字倒産のような
本来防がれるべき内容を防ぐための仕組み
下請法とかもあるけど
もう少し具体的な制度が欲しいと思う
まぁ、どの程度影響がでるのやら