そうだ京都へ行こう4
伏見稲荷を後にし次は平等院、すでに疲労困憊
宇治駅に着くと、近くの茶店からお茶の香りがほのかに漂ってくる
さすが宇治です
平等院の直ぐ横のおばあちゃんの対応が
独特すぎるお店で茶そばを頂き
平等院へ
中にあるミュージアムの休憩所は
個人的に素晴らしいデザインだと思う
日本庭園を模した現代風庭園
季節や天候の移り変わりが絵画のように
視界に収まるように計算されている
お堂は内観は出来たが撮影は不可
本堂は綺麗に朱に塗られているけど近くで見ると
木材は劣化の少ないものはそのまま再利用しており
紫外線の影響で痩せて浮き出た木目がハッキリ分かる
今回の補修は、柱の塗り直しと屋根の補修がメインだそうで
お堂の内装は現在進行形で補修中だった
仏像の作者である「定朝」の唯一現存する作品
全てヒノキで出来た仏像
漆で覆い、耐久性に優れるヒノキ製とはいえ
1000年以上よく持ってると思う
日本の木造技術が海外で注目されているが
輪島塗りの食器も70年は持つと言われている
自然素材のみを使い、劣化の原因になる釘を用いず組み上げる
コンクリートでは不可能なメンテナンス性と高耐久性
日本が誇れる伝統工芸や技術は大切にして欲しいですな
内観してて思ったのが柱に刻まされた落書きと
人の高さでキレイに消えている装飾
落書きは書いてるんじゃなくて削っている
まぁ、どこいってもこういうのは目にするけど
こうした落書きやもたれかかる人の影響で
柱に施されていた装飾が消え、文化財が
ただの廃屋と化していってる気がする
なんだかなぁ
色々な観光地が同一市内に並んでるからあれだけど
建物によっては1000年以上建てられた時期が違うものが
観光地として肩を並べている
その時々の時代が反映されており
上で書いた落書きうんたらも
後100年たてば、そういう時代として
違う価値が出ているのかもしれない
案外、無くなってるかもね