光合成が可能な人工の葉の製造に成功、これは凄い!
植物が行っている光合成
光を使い、水と二酸化炭素から炭水化物を合成する
このプロセスが解明されると
現在の燃料電池等に使われる
金属触媒を使った不安定かつ
非常に高価なシステムに変わり
安価に無尽蔵にエネルギーを取り出す可能性を秘めていた。
MITの研究室で、光合成が可能なシリコンと化学薬からなる
人工の葉っぱの作成に成功したそうな
MIT Labの元記事を見ると
「作成した、 人工の葉は10年ほど前に
リニューアブルエネルギー研究所で開発された
レアメタルを使った金属触媒の人工の葉の問題点を克服し
より安価な材料で、安定的に動作する人工葉の製造に成功
実験室レベルで45時間の連続稼動を達成している。」
ここで、取り出される”エネルギー”が何なのか一番気にはなる
シリコンベースの葉なんで
どういう性質のシリコンを使ったのかによるけど
アモルファスシリコンとかなら太陽光パネルよろしく
直接電気が出てくるのか?と
思うけど、葉っぱと明確に述べている以上
最低限、酸素と、場合によっては炭水化物として糖が出てくるのだろうか?
酸素が出る時点で、そのまま燃料にもなるし
酸素イオンの状態ならば、浸透膜を通せば
電気を得ることも出来そうだ
糖が生成されるならば
そこからセルロースに分解し
バイオエタノールの材料にすることも出来る
二酸化炭素が分解できるならば
工場や、車なんかに搭載すれば
そのままエネルギーに変換し
新しいタイプのハイブリッドを構成することも出来る
大規模な設備が必要になっても
海中に莫大な量の二酸化炭素が溶けているので
光合成プラントとかを作るのも問題はない
使い方が無限に出てくる
実に素晴らしい技術だ
間違いなく今年のノーベル賞の候補じゃないか?
今後の進展と発表にかなり期待