設定だけでも3Dプリンターの印刷品質は上がる
RepRapで色々出力しまくっていると
今の段階で問題はないけど、もう少し綺麗にならないかとか
印刷に要する時間がもう少し短くならないかとか
色々思ってくるようになる
スピードに関しては、「今欲しい」という場合を除いて
寝ている間か、会社行ってる間に大概終わってるんで
印刷品質のほうが気になる
印刷の設定スピードを変えて出力して見たサンプル
一番右はフィラメントの色が違うので物凄く分かりにくい
左から
積層:0.1mm スピード:40cm/s 充填率:20
積層:0.2mm スピード:20cm/s 充填率:30
積層:0.1mm スピード:20cm/s 充填率:40
という感じで出力
一番右だけ別格で汚く見えますな・・・・。
RepRapというか積層型3Dプリンターの印刷品質を決めるものは
■XYZ軸の正確性、特にXY軸のベルトの張り
■Z軸がベッドと水性になっていること
■ベッドとノズルの隙間
■ノズルの温度
■積層ピッチ
■印刷スピード
■クーリングファンの有無
等々結構色々ある
基本的にスピードを取れば
印刷が汚くなるのは間違いないけど
ゆっくり過ぎても一定ラインからは品質に差が無くなる
ちょうどいい所を適度に突き詰めるのがベストなんだろう
ここから本題
つい最近、ソフト側に「Advanced」なる設定項目があることを発見し
というかずっと見えてるのに気づけよ
そこのノズルピッチと
印刷スピードがRepRapの環境とあっていなかった
ここの設定を合わせて出力すると
奥側が設定変更前で
手前が設定変更後
この印刷物が一番分かりやすかったが
驚くほど印刷品質が向上
レイヤー間の微妙な隙間が無くなり
光沢が出るレベルまでピッタリ詰まっている
こっちは見た目分かりにくいけど
手触りとか、拡大してみると凄まじいレベルで違いが出ている
ここまで出来ると
後は、ベッドの軸受のベアリングにガタがあり往復する時に一瞬跳ねる
これを最適化して、ヘッドの運動の慣性で筐体がガタつくのを
アルミフレームとかで補強してやれば、さらに綺麗になるんかな?
3万のプリンターでここまで出たら
言うことありませんな